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通貨ペアごとの特徴を解説

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FX初心者は、まず通貨ペアを理解しよう

FXを取引しようと口座開設を行ったものの、どの通貨ペアで取引すればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。FXで取引できる通貨ペア数はいくつも存在するため、通貨ペア選びに迷ってしまうのも無理はありません。ここでは、通貨ペアを選ぶ上で最低限押さえておきたいポイントや、各通貨ペアの特徴について解説します。

本コラムは、FX口座総合比較サイトを運営しているエフプロ編集部に寄稿いただきました。

1.取引通貨ペアが多い=有利ではない

FXで取引できる通貨は、米国のドルや日本の円といったメジャーな通貨から、メキシコペソやロシアのロシアルーブルといったマイナーな通貨まで多岐に渡り、取引対象となる通貨ペアも数多く存在するのですが、FX会社によって取り扱っている通貨ペアはそれぞれ異なるため、取引を始める前に確認しておく必要があります。
注意することは、「取引通貨ペアが多い=有利」というわけではない点です。取引できる通貨ペア数が多ければ多いほどトレードの幅は広がりますが、利益を出せるかどうかは別の問題です。それよりも、いかに自分に適した通貨ペアを選べるかが重要になります。取引する通貨ペアを1つに絞ってもFXでは利益を上げることができるので、無理に多くの通貨ペアを取引する必要はありません。
ちなみに、DMM FXでは米ドル/円やユーロ/米ドル、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円など全21種類の通貨ペアを取引することが可能です。

1-1.メジャー通貨とマイナー通貨を理解しよう

FXで取引される通貨は、大別するとメジャー通貨とマイナー通貨に分類できます。メジャー通貨とは、外国為替市場の中でも取引量が多く流動性の高い通貨のことを指します。反対に、取引量が少なく流動性の低い通貨をマイナー通貨もしくはエキゾチック通貨と呼びます。
以下に挙げたのが、代表的なメジャー通貨とマイナー通貨です。明確な定義はありませんが、一般的には米ドル・ユーロ・円・ポンド・豪ドル・スイスフランがメジャー通貨で、それ以外の通貨は全てマイナー通貨とされることが多いようです。また、メジャー、マイナーの物差しの他に豪ドルやカナダドルなど資源輸出の経済的依存度が高い国の通貨を資源国通貨と呼びます。その他、外貨と円の組合せの通貨ペアを「クロス円」、米ドルを含む通貨ペアの総称を「ドルストレート」と分類して呼ばれることもあります。

メジャー通貨は、先進国の通貨ゆえ価格が安定しており、その中でも米ドル・ユーロ・円の3通貨は取引量が極めて多いことから「世界三大通貨」と呼ばれています。その一方で、マイナー通貨には高金利の通貨が多く含まれており、スワップポイントを狙った投資が魅力的である一方、メジャー通貨に比べ価格が不安定という特徴があります。

メジャー通貨

  • 米ドル(米国)
  • ユーロ(EU)
  • 円(日本)
  • ポンド(英国)
  • 豪ドル(豪州)
  • スイスフラン(スイス)

代表的なマイナー通貨

  • トルコリラ(トルコ)
  • 南アフリカランド(南アフリカ共和国)
  • メキシコペソ(メキシコ)

DMM FXでは、トルコリラの取引はできません。

FXで取引できる通貨ペアは、メジャー通貨同士の組み合わせ、もしくはメジャー通貨とマイナー通貨の組み合わせになっています。

1-2.マイナー通貨のリスクを理解しよう

マイナー通貨は、前述の通り取引量が少なく流動性が低いことから、価格が急激に変動するリスクがあります。また、新興国は特に経済的リスクや地政学的リスクなどもあるため、政治や社会情勢によって暴落する可能性もあります。場合によっては大きな損失を抱えることにもなりかねないため、マイナー通貨を含む通貨ペアを取引する際には、これらのリスクに十分注意しながら慎重に行った方が良いかもしれません。

1-3.初心者にはメジャー通貨が向いている理由

FX初心者が取引するのに向いているのは、メジャー通貨同士の通貨ペアです。メジャー通貨同士の通貨ペアは世界中で広く取引されていて値動きが安定しており、相場急変のリスクを抑えた運用ができるからです。FXは投資である以上、リスクをゼロにするというわけにはいきませんが、値動きが荒いマイナー通貨が絡む通貨ペアよりもリスクを低減できる可能性が高いです。
また、メジャー通貨同士の通貨ペアはスプレッドが狭いことも、FX初心者に向いている理由の一つです。ほとんどのFX会社において、FX取引の実質的な取引コストにあたるスプレッドは、マイナー通貨が絡む通貨ペアに比べ、メジャー通貨同士の通貨ペアの方が狭くなっています。DMM FXでは、メジャー通貨同士の通貨ペアである米ドル/円の基準スプレッドが0.2銭(原則固定/例外あり)、ユーロ/米ドルは0.4pips(原則固定/例外あり)、ユーロ/円は0.5銭(原則固定/例外あり)となっており、マイナー通貨が絡む通貨ペアよりも比較的スプレッドコストを意識せずに取引しやすいと言えます。

上記スプレッドは固定されたスプレッドではありません。リーマンショックや東日本大震災のような突発的な事象が発生した場合や、市場の流動性が低下している場合(月曜日の午前7時~午前8時頃、夏時間の午前6時前後(冬時間の午前7時前後)、年末年始、クリスマス時期など)、経済指標の発表前後の時間帯等(経済指標カレンダーはこちら)においては、スプレッドが拡大する場合があります。また、当社がカバー先等から受信するレートのスプレッドが拡大した場合は、お客様に配信する外国為替レートのスプレッドも拡大します。なお、その上限は一定値に限定されません。
注文の成立に伴い、スリッページが発生する可能性があります。スリッページとは、一般的に注文時の表示価格と約定価格との差を指していますが、当該価格差については、お客様にとって有利な場合もあれば、不利な場合もあります。

2.各通貨ペアの特徴を理解しよう

通貨ペアにはそれぞれ特徴があり、値動きの大きさや取引のしやすさなどが異なります。通貨ペアの特徴を知らないまま取引すると、想定外の値動きで損失を被ってしまう可能性がありますので、その特徴を理解した上で取引を行うことが大切です。ここでは、人気の高い米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドル、南アフリカランド/円の5通貨ペアの特徴を紹介していきますので、各通貨ペアの特徴を理解したうえで取引を始めることをおすすめします。

2-1.米ドル/円

米ドル/円 週足のチャート画像

米ドル/円 週足のチャート

経済大国である米国の米ドルと日本の円を組み合わせたメジャー通貨同士の通貨ペアです。世界的に取引量が多く、日本人に最も取引されています。流動性が高く、値動きは緩やかですが、トレンドが出ると継続する傾向があります。また、他の通貨ペアよりも取引の参考になる情報量が圧倒的に多く、ほとんどの国内FX会社でスプレッドが一番狭くなっていることから、初心者が取引しやすい通貨ペアと言えます。
基本的に米ドル/円は朝方から昼過ぎにかけて緩やかな値動きを見せることが多く、ロンドン市場が開く日本時間の16時(冬時間は17時)ごろから取引量が増え始めます。そして、ニューヨーク市場がオープンする21時30分(冬時間は22時30分)ごろから取引が最も活発化する特徴があります。
米ドル/円は米国や日本の経済状況の影響を受けやすく、ファンダメンタルズ分析も重要です。日本の政策金利やGDP、経常収支など円に関する情報も大切ですが、それより重要になってくるのは米国の政策金利や雇用統計です。その内容次第によっては、米ドル/円相場が急激に変動することもあるため注意しましょう。

2-2.ユーロ/円

ユーロ/円 週足のチャート画像

ユーロ/円 週足のチャート

欧州の単一通貨ユーロと円を組み合わせたメジャー通貨同士の通貨ペアです。基軸通貨であるドル以外の通貨ペアは合成通貨と呼ばれ、ユーロ/円もその1つになります。ユーロ/円は、基軸通貨である米ドルを介し、ユーロ/米ドルと米ドル/円によって組成されます。そのため、ユーロ/米ドルとドル円のレートに左右され、基本的には両通貨ペアが共に上昇すればユーロ/円も上昇、両通貨ペアが共に下降すればユーロ/円も下降します。
ユーロ/円は比較的トレンドが出やすく、変則的な値動きをすることが少ないため、初心者でも扱いやすい通貨ペアと言えます。朝方から昼過ぎまでは値動きが緩やかなことが多いですが、ロンドン市場がオープンする日本時間の16時(冬時間は17時)ごろから活発に動き始め、ボラティリティが高まる傾向にあります。
世界におけるユーロの取引量は米ドルに次いで多く、ユーロ/円の値動きを見通す上ではユーロ圏各国、特に経済大国であるドイツ・フランスの経済指標に注視する必要があります。

2-3.ポンド/円

2-3.ポンド/円 週足のチャート画像

ポンド/円 週足のチャート

英国のポンドと円を組み合わせたメジャー通貨同士の通貨ペアで、ボラティリティ(価格の変動率)が高いことで有名です。ポンドは英国内での取引量が多いため、ロンドン市場がスタートする16時(冬時間は17時)ごろから深夜にかけて活発な値動きを見せる傾向があります。ドル円やユーロ/円に比べ流通量が少なく、値動きが激しくなりやすいことから、大きな値幅を狙えるのがメリットです。ただ、思惑とは逆方向に進んでしまうとリスクもその分大きくなるため、初心者には取り扱いが難しく、FXの取引をある程度経験したうえで取引したほうが良い通貨ペアといえます。また、ほとんどのFX会社で米ドル/円やユーロ/円よりもスプレッドが広く設定されており、売買回数が多くなりがちな短期売買を行う場合、取引コストがかさんでしまう点は注意しなければなりません。
ポンド/円はユーロ/円同様に合成通貨となっており、英国の経済情勢や原油価格の他、米ドルやユーロの影響も受けやすいので、取引する上ではそれらの情報収集も必要です。

2-4.ユーロ/米ドル

ユーロ/米ドル 週足のチャート画像

ユーロ/米ドル 週足のチャート

取引シェア1位の米ドルと2位のユーロを組み合わせたメジャー通貨同士の通貨ペアです。ユーロ/米ドルは世界一の取引量を誇り、流動性が高いことからスプレッドを狭く設定しているFX会社が多く、低コストで取引できるため、短期売買をしやすい通貨ペアと言えます。
値動きが活発になるのは、ロンドン市場が動き出す16時(冬時間は17時)ごろと、ニューヨーク市場が動き出す21時30分(冬時間は22時30分)ごろです。欧州と米国の経済状況がユーロ/米ドル相場に与える影響は大きく、米国の経済指標はもちろん、欧州の経済発表も同様に注目する必要があります。ユーロ/米ドルはドイツやフランス、スペイン、イタリアといったユーロ圏の経済指標が予想より良い内容であれば上昇し、悪い内容だと下降しやすくなります。また、欧州中央銀行(ECB)によって発表される政策金利も重要で、大きな変動要因となっています。

2-5.南アフリカランド/円

南アフリカランド/円 週足のチャート画像

南アフリカランド/円 週足のチャート

南アフリカランドと円を組み合わせた、マイナー通貨が絡む通貨ペアです。南アフリカランドは、その名の通り新興国である南アフリカ共和国の通貨で、金利が高いのが最大の特徴です。円との金利差が大きいことから、スワップポイントの受け取りを狙った中長期トレードを好む投資家から人気を集めています。
メキシコペソ、トルコリラと並び、高金利通貨として人気を集めていますが、米ドルや円、ユーロ、ポンドといった主要通貨に比べ流動性が低く、ボラティリティが高いので、メジャー通貨とは異なる値動きをすることを注意しておく必要があります。また、南アフリカ共和国は経済や金融情勢が安定的とはいえず、信用力があまり高くないことから、金融危機などが起こると急落するリスクもあります。取引する際はこれらのリスクに気をつけなれければなりません。
なお、南アフリカは金やダイヤモンド、プラチナ、鉄鉱石といった鉱物資源に恵まれており、これら鉱物資源価格や主要貿易国である中国の影響を受けやすい傾向もあります。

本コラムの情報提供

エフプロ編集部

FX口座総合比較サイト:エフプロ
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