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FX取引の基礎知識と手法

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これからFX取引を始めようという人は、「FXってどういうものか」「本当に利益を得られるのか」と心配をしてしまうのも無理はありません。投資するのは大切な資産ですから、安易な気持ちで始めることもできないでしょう。今回は、FX取引の始め方から初心者でもわかりやすい手法や通貨ペアについてリスクや注意点を解説していきます。

1.FX初心者はデモ取引から始めるという選択も考えよう

FXの目的は人によって異なりますが、多くは資産を増やすことを目的に始める場合が多いと思います。大切な資産を運用する以上、何もわからないまま手を出すのは避けるべきです。FXについて取引経験を積む方法は、本物の資金で投資をしてみるというものだけではありません。「デモ取引」によって、本物のトレードと同じようにFXを体験するという選択肢を考えてみても良いかもしれません。

1-1.デモ取引で学ぶべきこと

デモ取引を通じて、本取引に向けた準備を進めることができます。もっとも重要なデモ取引の役割は、自分にとっての「利益を出せるトレードルール」を組み立てることです。実際の損益が発生しないからこそ、冷静に「利益が出る取引方法はどれか」を考えることができます。そのためには、様々な注文方法を試すことをお勧めします。【DMM FX】のFX取引には即時注文・指値注文・逆指値注文・OCO注文など、注文方法がたくさんあります。どのような時にどの注文方法が適しているか、また注文方法をシミュレーションをしておくだけでも本取引での取引に役立つはずです。

また、様々な通貨ペアで取引を行い通貨ペアの特徴について理解することも意識すると良いかもしれません。さらに、為替レートの動きは金融商品の中でも比較的スピードがあるため、そのスピード感に慣れるのにもデモ取引は役立ちます。実際の市場の動きを利用した模擬取引だからこそ、どのような速さで相場が変化するのかを体感的に覚えることができるはずです。

1-2.FXのデモ取引と本取引での心理面の違いを理解しよう

デモ取引は、仮想資金でFXの模擬取引を行うためのツールです。【DMM FX】ではPC版だけではなく専用のスマホアプリもあります。模擬取引なので、利益が出ることもありませんが、実際にお金を失うこともなく、実際のFX市場における値動きを反映した取引を体験できます。そのため、「自分の方針で取引していたら損失が出ていた」「この方法は利益が出る可能性がある」という手応えを感じつつ、FX取引を安全に学ぶことが可能です。

ただし、デモ取引で上手に取引できたからといって、実際のFX取引で利益を得られるとは限りません。もっとも大きな違いは、実際に自分の資金が増減することで、冷静な判断ができなくなる可能性がある点です。資金を増やしたい欲求から損切りすべきところでできなくなったり、損失を恐れてチャンスを見逃してしまったりすることがあります。デモ取引のように理屈や理論だけでは取引できない面があることは覚えておくと良いかもしれません。デモ取引から自分の資金を使う本取引に移る前に、資金には余裕を持って取引を始め、損益に対する感覚をつかむことが重要です。

2.初心者が覚えておくべき通貨ペアの特徴

FX取引において、取引手法と同様に重要となるのは通貨ペアの選択です。通貨ペアは組み合わせによって相場の特徴が大きく異なります。どのような通貨ペアがあるのかを解説します。

2-1.USD/JPY(米ドル/円)

米ドルと日本円の通貨ペアは、日本国内でもっともメジャーな通貨ペアの1つです。どちらも主要国通貨であり、取引量も多くまた自国の通貨になりますから、さまざまな情報を得ることができます。特に米ドルは、市場における信頼度がとても高い通貨であり、海外通貨でありながら日本でも情報を得やすいという点が特徴で、初心者でも取り扱いやすい通貨ペアと言えます。

2-2.EUR/USD(ユーロ/米ドル)

ユーロと米ドルの通貨ペアは、国際的にもっとも取引量が多く、また、米ドルと同様にユーロも主要国通貨の1つです。世界の主軸通貨同士ということもあり、ポジテイブ、ネガティブ両方のニュースに比較的敏感に反応する通貨ペアでもありますが、他通貨と比較すると米ドルとユーロの情報は日本国内でも得やすいです。また、EUR/USDは、外貨同士の組み合わせとなり、損益はUSDで出ますので、それをUSD/JPYのレートで円に直す必要があります。

2-3.EUR/JPY(ユーロ/円)

ユーロと日本円の通貨ペアも、日本人にも比較的に馴染みがある通貨ペアです。FX市場における取引量は多いため、初心者にも扱いやすい通貨ペアですが、欧州・米国・日本の経済指標に影響を受けることがあります。米ドル円以外の円を含んだ通貨ペアを「クロス円」と言い、その一つとなります。

3.初心者がFXトレードの前に認識しておくべきリスクと対処法とは?

FX取引は、上手に活用することで資金を増やすことができます。しかし、そこにはリスクがあり、思いもよらない損失が発生する可能性もあります。FX取引を始める前に、そのリスクと対処法を理解しておくことが重要になります。なお、下記のリスクは、FX取引の典型的なリスクを示したもので、すべてのリスクを示すものではありません。

3-1.相場の急変・証拠金以上の損失のリスク

為替相場は、急騰・急落が発生することがあります。予想していなかった値動きから、大きな損失を被る可能性があることを常に意識する必要があります。また、FX取引ではレバレッジによって、証拠金の額以上の取引を行うことが可能です。【DMM FX】においては、25倍のレバレッジがかかっていますので、利益が大きくなりますが、反面で損失も膨らむリスクがあり、場合によっては証拠金を超える大きな損失を被る可能性もありますので、ある程度の急騰・急落に耐えられるように資金に余裕をもって取引をすることが必要です。

3-2.ポジションによってスワップポイントがマイナスになるリスク

FX取引で利益を出す方法として、「スワップポイント」を利用するものがあります。スワップポイントとは、売買された2つの通貨の金利調整分のことで、低金利の通貨で高金利の通貨を購入した場合、金利調整分が利益として割り当てられます。逆に、高金利の通貨を売却して低金利の通貨を購入した場合は、金利調整分の損失が発生します。その結果、為替レートの変動による利益が出ていても、スワップポイントを支払うと収支がマイナスになるというケースもあります。為替レートの変動による損益とは無関係に生じるものである点に注意が必要です。

3-3.トレード資金のリスク管理

資金の管理は、FX取引をするうえで重要です。リスクがある以上、「どのくらいの損までは許容できるか」を意識して、取引をすることが大切です。そして、許容できる損失から、損切りのタイミングを決めていくことが重要です。損切りは、一定の含み損が発生した時点で損失を確定させることになりますが、それ以上資金を失わずに済みます。例えその場では損失になっても、資金さえ残っていれば取引機会が訪れる可能性も残ります。

また、資金管理という面から言えば、【DMM FX】では、「ロスカット」と「追加証拠金制度」という2つの強制決済の仕組みがあり、その仕組みついても理解しておく必要があります。FX取引では、預けた証拠金よりも大きな額の取引を行うため、利益が大きくなる可能性がある反面、損失が膨らむリスクもあります。利用者の損失が大きくなりすぎないために設けられているのがロスカットルールや追加証拠金制度となります。【DMM FX】ではお客様の証拠金維持率が50%以下になった場合に強制的にお客様の保有されているポジションすべてを決済するロスカットルールが採用されています。ただし、ロスカットルールがある場合でも、急激な相場変動状況等によっては預けた証拠金以上の損失が発生することがあります。なお、追加証拠金制度は、毎営業日終了時点で「証拠金維持率の判定」を行い、この時点で証拠金維持率が100%を下回っていた場合には追加証拠金が発生します。

3-4.経済指標の発表タイミングを把握する

FX相場に大きな影響を与えるものとして、経済指標の発表があります。経済指標とは、各国政府が自国の経済状況に関するデータとして発表するものです。経済指標が発表される前後になると、通貨の特に重要度の高い指標は相場に影響を与えるため、値動きが大きくなる可能性が高くなります。FX相場にもっとも影響を与えると言われている指標の1つが、米国の雇用統計です。経済指標の発表前後は、相場が大きく変動する可能性が高いため、取引は慎重に行う必要があります。【DMM FX】では、経済指標の発表予定カレンダーが提供されているので、取引の前に確認しておくことも出来ます。

4.なぜFXなのか?

FX取引は、少ない資金から始められる投資の1つであり、外貨預金では手数料がかかりますが、FXの場合は売買の手数料はかかりません。また、取引出来る通貨が限られているため、株式のような銘柄選びで悩むことが少ないはずです。また、売り注文から入ることもできるため、たとえ相場が下降しているタイミングでも利益を狙うことができます。投資である以上リスクはありますが、しっかりと知識を身につけ、対処法を覚えていくことでリスクは軽減できる可能性もあります。FX取引を行うにあたっては、以上の点は理解しておくとよいかと思います。

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